あとがき:Black Box Broadcast Vol.3

ヒナミケイスケです。

噛み付く寒さと100万ボルトの満月の夜、第3回目となったBlack Box Broadcastが無事に開催されました。遊びにきてくれた方々、ゲスト出演の方々ありがとうございました。僕はなんか、楽しかったです。とてもとても。

会場となるスタジオ内の模様替えはいつも僕ら楽しみなんですが、今回はいかんせん調子にのりすぎて、気がつけば知らない人のリビングルームに仕立ててしまいました。それに加えて手作りサンドウイッチを出したわけですから、想定以上のアットホームさを演出できた(してしまった)のだと思います。皆様は楽しんでいただけたでしょうか?

さて、肝心の音楽ですが今回はゲスト出演として佐立努さんと鈴木伸明さんが快く引き受けて下さいました。僕自身はお二方とも初対面だったのですが、後々話を聞くと二人ともいつもはなかなか見れない貴重なステージを下さったようです。ラッキー。


佐立努さん<http://www.myspace.com/satachitsutomu

佐立さんのmyspaceを開くと、アコスティックギターと囁くようなやさしい歌声が一体となって耳を襲います。普段はライブでも歌を歌うようですが、昨夜はセミアコ一本で演奏されました。足下にはディレイとかループとかペダルとか様々な機材がぶあ〜と並んでいて(ごめんなさい、全然詳しくないんです・・・)、30分間の間ぶっ続けて、ただただ丁寧に丁寧に音を重ねていきました。

正直申し上げて、僕自身いままでループの音楽は敬遠しがちだったんです。綺麗だったり格好良かったり、そういのあるんだけど長く聞くと退屈してしまうから。でも、佐立さんのステージは最初から最後まで釘付けになっていました。なんでだろう。一つ一つの音にしっかり役割があって、よけいな音は全然なくて。そして、なんか、「すげーことすんぞー」的なオーラは全く感じさせず、自然に、やさしく、ちょい悲しく、横顔で(笑)。

今度は歌のライブも見たいな。


鈴木伸明さん<http://www.myspace.com/suzukinobuaki

本当にふぁっふぁっふぁって笑うんですよ。大好き。ピアノと歌の弾き語りなのですが、彼に言わせてみれば「童話ハードコア」。口数がものすごく少なくて、なかなか情報が引き出せない!一つ一つの動きはゆっくりなのですが、指先がこれがまぁ軽快だこと。ダイナミックな歌声。ピアノは・・・ジャズなのか?

世の中まだまだ広いと思わせる一方で、不思議な説得力に浸りながら明らかにニヤニヤして見ていたのだと思います。鈴木さんも実はそこまでガンガンライブやってるわけでもないようなので、勧誘したBlack Boxメンバーに脱帽です。よう探してきたものだ。


次回は2月21日です。それではまた会いましょう。