あとがき〜Black Box Broadcast Vol.12

ライブもぬか漬けも恋愛も、長く続けることによって良いことがあります。

おかげさまで、ブロードキャスト一年アニバーサリーを無事に迎えることができました。感謝の気持ち、引き締めの意味合いで、音楽は元祖メンバーでお届することにしました。今回の特別企画として、お誘いした絵描きの方々やお客さんに音楽を聴きながらCDジャケットをデザインしていただき、お帰りの際にライブ音源をその場でレコーディングした焼きたてのCDでお持ち帰っていただく、という試みをしました。後ほどホームページで写真を公開したいものです。できあがったジャケットはとても素晴らしい作品ばかりでした。特別にジャケット製作でご参加いただいたスナガさん、アキラさん、ノガミさん、ワダさんどうもありがとうございました。


<病床からのささやき><http://www.yellow-peril.info/
Yellow Perilのボーカル高橋さんが残念ながら病欠しました。普通だったらこれで話が完結するのでしょうが、私は前からこのバンドの尋常でないピンチにおける強さと悪乗り好きを知っています。いないからといってライブができないわけでないことを、新たに学び(?)ました。彼らは高橋さんに電話をし、つながった携帯電話をマイクにあてて歌わせていました。この拷問に感動したのは私だけでしょうか。高橋さん、早く元気になって下さい。あと、5秒の練習で私がYellow Perilの「Africa」をうたうことになりました。ごめんなさい。ギター市野さんのギターソロをはじめて見ることができました。身内ながら嫉妬する表現力と技術です。


<モテカット健在><http://www.myspace.com/isaoseki
髪が伸びてきて、似合ってしまうのが憎いこと。モテカットこと關伊佐央さんのライブのハイライトは、ピアノとコントラバス(鈴木伸明さん&Metrogeekの石井さん)との共演でした。さわやかな伊吹が加わっただけでなく、時折エグいうごめきを感じました。また、演奏者それぞれがかなり濃いカラーと独自のパフォーマンススタイルを持ち合わせているため、その化学反応を垣間見ることができたのが面白かったです。


<ボロボロな再発進><http://fellingthetitan.seesaa.net/
この数カ月、気づけば新しい曲をライブでやることに対してものすごく臆病になっていました。こんなんではいかんと、なんとか自分のケツをたたいて新しいのを2曲発信してみました。思うどおりには行きませんでしたが、失っていた緊張感を取り戻せた気がします。日々精進、と。


<マゾの快楽に目覚めてみる><http://www.metrogeek.net/
Metrogeek、私ははじめての観戦でした。Black Boxで音量大き目のグループは今まで何組かありましたが、これほど爽快なのは個人的に初めてでした。身体が素直に「もっと」要求するのです。私は特にドラマーのタケオ氏のスタイルがとても気に入っていて、体全部で叩くんです。


<止まらない食への愛>
音楽とともにブロードキャストの名物と化したフード。とうとう、あったかい主食たるものが出現してしまいました。市野さんの手作りの牛筋シチュー。心身あたたまりました。その他關伊佐央さんのティラミス&ポテトサラダ、ヒナミケイスケによるキャロットケーキ。これからも乞うご期待を。

さて、次回は場所がまた変わりそうです。また、連絡します。
ではでは、その日まで。

ヒケ