御陰さまで、

昨日で第5回目を迎えたBlack Box Broadcast、
今回はかなり私達がイメージする内容に近づけたのではないかと思います。

今回はBlack BoxのメンバーでもあるMETROGEEKの湯浅晃氏をゲストに迎えたこともあり、
今までで一番の集客を記録したにもかかわらず、
アットホームな空間は奇跡的に維持され、
ライブパフォーマンス以外のプログラムも思いの他盛り上がり、
ご来場された方々からの嬉しい反応を肌で感じることができました。
初対面のお客さん同士で会話が盛り上がったり、
会場に用意した打楽器(タブラ!)でライブ演奏にお客さんが加わったり、
ライブハウスやクラブのイベントでは中々見受けられない、
フレンドリーな空気を今回は特に上手く作り出すことができたと思います。
それでは今回のゲスト出演者のリポートをつらつらと。


・湯浅晃(from METROGEEK)
滅多にお目にかかれない、METROGEEKのG,Voである湯浅氏のソロパフォーマンス。
アコースティックギターにマルチエフェクターを繋ぎ、
ベースアンプからエフェクト音、ギターアンプからギター音を出すというかなり特殊なセッティングで、
METROGEEKの深遠で幻想的なムードを再現しようという試みだったゆえ、
狭い空間でアコギ一本の弾き語りという佇まいが上手くマッチせず、
当人から”やり辛い、(自分の世界に)入り込みづらい”という反応をリハーサル中に見て取れたのですが、
照明を暗くしたりすることで、本番は何とか良い雰囲気で演奏していただけた様です。

一曲一曲違った変則チューニングで演奏する、というコンセプトがあったためか、
曲間ではチューニングを変えながら、これまた貴重なMCも拝聴することが出来ました。
実は湯浅氏は普段の会話もとても面白い方なので、
こういったキャラクターが公になるということは、個人的にはとても喜ばしく思います(笑)。
彼らが拠点とするライブハウスでは、
危うく湯浅氏が”説法をする”というパフォーマンスでブッキングを組まされそうになったくらい、
氏の話はとても面白いのですから。

しかしまあ、こうやってギターと歌だけでMETROGEEKの曲を聴くと、
本当に純粋にいちPOPソングとしても、とてもクオリティが高いことを強く実感させられます。
決して揺るがない真の普遍性がそこに備わっているのです。
是非多くの方々にこの音楽に触れていただきたい、と強く願います。


・アウトクトナ音楽の紹介(小川隆氏のコーナー)
今回、通常のライブパフォーマンス以外の初めての試みとして、
先月当イベントにいらしていただいたDTP・デザイナーの小川隆さんに、
長年慣れ親しんできたアンデス地方の伝統音楽”アウトクトナ音楽”について、
ご持参いただいた民族楽器やYou Tubeの動画などをネタに、
トーク番組のように進行させていただきました。
私自身、慣れないトークショーホスト役に最初は緊張していましたが、
小川さんがとても流暢にお話ししていただけたので、
とてもスムーズに話を進めることができました。
特に、小川さん持参の楽器を実演していただけた部分では、
一同固唾を飲んで演奏に聴き入るという、本日一番の山場を迎え、
会場に居る方々皆が同じ空気を共有し、盛り上がるという、
素晴らしい瞬間に立ち会うことができました。

今後はこういったプログラムに更に力を注いで行くとともに、
会場にお越しいただいた皆様に色んな楽しみ方を提供できるように、
Black Boxメンバー一同励んでいきたいと思います。
そして、今回の試みに快く協力して下さいました、
小川さんに心よりお礼申し上げます。