Open Mic

Open Mic(オープンマイク)という言葉があります。
これは、カフェやバー、レストラン等で、
誰でも気軽に演奏の出来るスペースのことを言います。
欧米では、ごく一般的にこういったスペースがあり、
常にミュージシャンたちが音楽を奏でています。


残念ながら、日本ではこの文化は一般的では無いのが現状です。
一昔前に、Jeff Buckleyの”Live at Sin-e”というアルバムに感化された私は、
彼の様に、街中の演奏スペースを駆けずり回り、とにかく表現したい!
という衝動に駆られ、東京都内を彷徨ってみましたが、
どうにもエキサイティング出来なかった、という実体験があります。
私が選んだ場所が悪かった、というのも原因だとは思いますが、
不当にノルマ(集客)を求められたり、内輪ノリが強すぎたり、
私の音楽性が受け入れられなかったりで、
当時まだ20代初めだった気弱な私は、心が折れてしまいました。


“気軽に演奏が出来ない”のであれば、
“気軽に音楽を聴きに行けない、楽しめない”ということに違いありません。
オープンマイクの様なスペースがたくさんある現場こそが、
活き活きとした表現が生まれてくる現場である筈なのです。


さて、三十路を目前に控えた私は、20代の最後の記念に、
再度都内の演奏スペースを駆けずり回ってみたいと考えています。
幸い、少ないながら都内にもオープンマイクは存在しており(最近出来始めたのか)、
実際にその場で演奏をしてレポートしている方のサイトを発見したので、
これを参考に、道場破りならぬ”オープンマイク破り”に赴きたいと思います。


飛び入りライブ チケットノルマなし
http://www.geocities.jp/solid_rockjp/newpage150.html


表現の場を求めている皆さんも、
是非オープンマイクにチャレンジしてみては如何でしょうか?
単純に自身を鍛える場にもなるかと思います。